症例詳細

フェレットのインスリノーマ

種 類 フェレット
年 齢 6歳9か月
診療科目 エキゾチックアニマル  内科 
症 状 1時間前から(キューキューと)鳴き呼吸荒く、よろよろとふらつくとのことで来院。
元気低下あるものの食欲はいつもと変わらず、下痢嘔吐なども認めない。
症例の概要

インスリノーマはフェレットに多い病気の一つです。

検査結果

血液検査にて低血糖、肝数値ALTの上昇を認めた。レントゲン検査では異常認めず。腹部エコー検査では両側の腎臓に嚢胞を認めたほか、副腎の腫大を認めた(左2.5、右4.7㎜)。

上記検査結果より、インスリノーマを疑いインスリン値を外注検査に提出。

外注検査結果により血中インスリン濃度高値、インスリノーマと診断した。

 

治療方法

外注検査結果が得られるまでは試験的治療としてプレドニゾロン錠(1mg/kg)の内服指示。インスリノーマの外科的治療(開腹下での原因の特定、病変部摘出)は希望されず。

その後の検診ではプレドニゾロンに反応認め、1週間後の血液検査では血糖値は正常値を維持し、臨床症状も改善していた。

また副腎腫大に関しては今のところ臨床症状ないため、オーナー様と相談したうえで経過観察とした。

術後の経過

肝数値は依然として高いため、ステロイド肝障害の副作用を低減するためプレドニゾロン漸減とジアゾキシド併用を提示。現在のところ症状の悪化なく経過良好。

フェレットのインスリノーマの内科的治療は半年~1年半の期間、臨床症状なく良好にコントロール可能といわれております。

症例について

インスリノーマは中齢から高齢のフェレットに好発する腫瘍のひとつです。インスリノーマは腫瘍性に増殖した膵島(β)細胞から過剰な量のインスリンが分泌される結果、低血糖を引き起こします。また、症状としてふらつき、脱力、食欲の低下あるいは体重減少などを認めることが多いです。

獣医師 吉田 大実

淀川中央動物病院

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