症例詳細

猫の乳腺腫瘍

種 類 ネコ
年 齢 10歳
診療科目 外科  内科  腫瘍科 
症 状 腹部のできものが腫れて自壊している
症例の概要

猫の乳腺腫瘍は悪性の場合が多いので、早期発見が重要です!

検査結果

血液検査では大きな異常がなく、腫瘍は乳腺癌が疑われたのですが、今の状態の緩和に費用をかけるためFNA検査 レントゲン撮影は行えませんでした。乳腺腫瘍は胸部のリンパ節に転移することが多いので麻酔をかける前に胸部のレントゲンを撮ることが予後判定に役立ちます。

治療方法

外科手術でできるだけ腫瘍のできている乳腺を全部摘出していきます。なぜなら猫の乳腺腫は悪性傾向が強く80%以上が悪性と言われているからです。3cm以上の腫瘍が1つできている場合は余命六か月とも言われています。

手術で取れた腫瘍は病理検査に出し、リンパ節への転移や悪性度を確認し、予後判定へと役立てます。

猫の乳腺腫瘍についての抗がん剤治療は効果が認められているものもあります。

獣医師としっかり相談し少しでもQOLが上がるように治療していきましょう。

症例について

猫の乳腺には、乳腺癌のほかにも、乳腺炎や小葉性過形成、繊維上皮性過形成などの腫瘤ができることがあり、発情に伴って生じることが多く、乳腺癌に関しても性ホルモンの影響が大きくかかわってきます。

乳腺癌発生率を避妊手術をしている猫としていない猫を比べたデータがあります。それによると、乳腺癌の発生リスクは未避妊メスに比べ、6か月齢以前に手術している猫は91%、7から12ヶ月なら86%減少したそうです。

さらに避妊していない雌猫は6ヵ月齢で避妊手術をした猫の7倍乳腺腫瘍が発生するリスクが高いとも報告されています。

このため乳腺腫瘍の発生の予防としても避妊手術は有効です。乳腺腫瘍にならないように避妊手術は初回発情前にすることをオススメしています。

また避妊をしておらず、乳腺腫瘍になった猫についても、よりはやく腫瘍を摘出することを勧めています。

今日はネコちゃんのおなかを触ってみてくださいね。

 

淀川中央動物病院 福田

 

 

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