症例詳細

しっぽの先のできもの

種 類 ミックス犬(小型)
年 齢 10歳
診療科目 外科  皮膚科 
症 状 トリミングでトリマーさんに「しっぽの先にできものがありますよ」と指摘され始めて気づいた。
ワンちゃん自身はまったく気にしていない様子。
症例の概要

皮膚の腫瘤、今回はしっぽの先にできた腫瘤に対してどうアプローチしていくかお伝えします。

検査結果

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身体検査で確かに尾端皮膚に6mm大の赤い腫瘤が確認されました。

まずは何らかの細菌感染による発赤に対する試験治療として抗生剤を1週間処方。

1週間経過しても小さくならないため抗生剤を変更し念のためエリザベスカラー(舐められないようにする装備具)を装着しさらに1週間反応を見ました。

検診日にできものの大きさが7mmに拡大し腫瘍疾患の可能性が高まりました。

レントゲン検査では骨と無関係な皮膚腫瘤が判明。肺転移など転移所見は認められず。

治療方法

治療の選択

1.通常通り針を刺してサンプリングし細胞診を行い、その結果に応じて治療を開始

2.外科的切除を行ったうえで切除部分を病理検査センターに送り診断をつける

上記2つの選択肢があります。今回のケースであれば自然にできものが消失する可能性はほとんどなく

切除する範囲も尾の先につき体への影響がほとんど生まれないこと。

皮膚の赤い腫瘤として肥満細胞腫や組織球腫が疑われるため2番目の外科摘出を選択しました

(ちなみに若いころの組織球腫は自然消滅することがある珍しい動きをしますが、高齢の場合は自然退縮しにくいと言われています)

〈手術〉

全身麻酔下にて述部の毛刈りと消毒を行い、できものから1cmの皮膚を尾椎ごと切除

皮膚は腫瘤から1cmの範囲で切除し、尾椎は皮膚がキレイに縫い合わせられるよう近位側の椎間で切除した。

縫合は通所通り行い、術後尾を振ると壁などに当たるため綿上ガーゼとべトラップ包帯にて保護した。

 

〈病理検査結果〉

〇軟部組織肉腫 グレード1 完全切除

 

左写真:術前(毛刈り後)    右写真:術後 断尾術を行い縫合し終わった時

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淀川中央動物病院

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