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災害時の緊急事態対策室!

こんにちは。看護師の桐村です。

先日は大きな揺れを伴う地震がありましたね。

皆様のご自宅は大丈夫でしたか?

当日は地震でびっくりして怪我をしてしまった…という子の来院も何件かあり、ご自宅でバタバタされた方も多かったかと思います。

(うちの猫も怖がりなのでややパニックになっておりました…)

 

自宅にいる時に怪我をしてしまった!緊急事態が起きてしまった!という状況は災害時には特に起こりえます。

そんなとき、焦らず対処していただくために少しお話しておきますね。

 

ケース① 出血している!ケガをしている!

まずは、どの程度のケガをしているのかを確認しましょう。

ただし、ケガで痛みを抱えている動物たちはパニックになっていたり、気が立っていたりするので、普段は怒らないような子でも飼い主さんを攻撃してしまう事があります。

自宅にあればエリザベスカラーをつけたり、バスタオルを首周りに分厚く巻いて、ワンちゃんやネコちゃんの歯が飼い主さんに当たらないよう工夫してから傷口を見て下さい。

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今回の地震で多かったのは、怖がりさん(特にネコちゃん)がパニックになってしまい爪を引っかけてしまって折れた!(剥がれた!)というパターン。

自分自身も地震で恐怖にかられているのに、大切な動物たちに出血があると飼い主さんはよけいにパニックに陥ってしまいますね。

けれど、一旦深呼吸して心を静めて、出血している時にはまずは ” 止血 ” を行いましょう

キレイなガーゼ・布、爪先ならティッシュでもOK。

出血している部分にそれらを巻いて(のせて)直接圧迫します。

ここでも動物のパニック対策と自分自身の安全を確保してから行ってくださいね。

爪先ならばある程度圧迫していれば出血は止まることが多いですが、止まらないなら圧迫しながら早めに病院に連れてきてあげて下さい。

爪が折れている時には、今後膿んだりしないように消毒などの処置が必要になることがあります。

ご自宅と飼い主さんの安全が確保された時に、落ち着いて病院まで連れてきてあげて下さい。

ケガ猫

 

ケース② 脱走してしまった!

地震が起きたとき、暑い季節は特にですが、網戸にしていて部屋に風が通るようにしていた…なんて家も多いはず。

また、避難経路の確保のために窓やドアを開けなきゃ!と急いでしまう事も多いのではないのでしょうか?

当院のスタッフの家でも、網戸の状態で地震の瞬間を迎え、たまたま網戸にほんの一部破れがあったために、そこを突き破って隣の家のベランダまでネコちゃんが逃亡してしまった!という例が起こりました。

パニックになると、動物たちも通常では考えられないような力を発揮してしまったり、普段は行かないような場所に隠れたりします。

「どこかへ行っちゃった!」と思って焦っていると、時間がたって押入れの布団の陰に隠れていてなかなか見つからなかった…という例も。

 

避難経路の確保はとても大切です。

ですが、まずは動物を確保してケージやキャリー、ネコちゃんならまずは洗濯ネットでも構いませんので、脱走・逃亡しないように注意してあげて下さい。

そのためには、手に届きやすい所にキャリーなどを置いておくことが大切です。

 

もしも、脱走してしまったときは、各自治体などに連絡するのに加え、貼り紙の協力をご希望であれば動物病院でも受け入れてもらえることが多いです。

また、動物病院までケガを負った動物を保護したという保護主が来院して情報を残すこともあるため、近隣の動物病院にもせひ情報を求めて下さい。

 

マンションなどでは猫だと高所でもパニックに陥るとベランダやバルコニーから飛び降りてしまったりします。

地震が起きたときには、できるだけ二次的な負傷は避けたいものです。

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今回久しぶりに大きな地震の揺れを感じ、スタッフも怖い思いにかられました。

自然災害が起きたとき、動物と一緒に暮らしている家族なら、プラスアルファの準備が必要だなと感じられた方も多かったと思います。

 

震災に備えて…

○ マイクロチップ・迷子札・狂犬病鑑札や注射済み票の装着

 → 動物が行方不明になったときに首輪があるだけでも飼い犬・飼い猫の指標になったりもします。

 マイクロチップは入れたら終了ではなく、住所などの飼い主さんの情報を入れて初めて効力を発揮するので登録をお忘れなく。

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○ 動物用のごはんは多めに自宅に置いておく

○ 人用の飲料水プラス動物用の飲料水も確保

○ 病気がある子のお薬も余裕を持って確保

人と違って、少しのどが渇いたけど、今後の事を考えてもう少し我慢しよう…などとはできない動物たち。

災害時には動物病院やフードを取り扱っているお店が閉鎖したり、物流に影響が出ることも多いため、ごはんや薬がすぐに手に入らないことも。

ましてや、災害時は人用の物資が優先されることが多いため、自宅のストックは是非多めに用意してあげて下さいね。

 

地震があって2~3日後に、その時のストレスで体を壊す子も中にはいます。

もし体調に変化が見られたら、早めに相談しにきてくださいね。

淀川中央動物病院

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